今回は、コミュ障の人が初対面は大丈夫なのに2回目以降話せなくなるのはなぜなのかについてご紹介します。
新学期や新しい職場、それに伴って新しい人間関係が構築されていきます。
そういった新しい環境や人間関係にすぐに馴染める人、反対に馴染めない人がいます。人とのコミュニケーションがあまり得意ではない「コミュ障」の人も多いはず。
そして、コミュ障の人って初対面より2回目以降の方が話せないってことよくありますよね!
- コミュ障が初対面より2回目のほうが話せなくなる理由
- コミュ障と人見知りはどう違うのか
- コミュ障の人が2回目以降も話を弾ませる方法
コミュ障が2回目以降話せない理由を知りたいと思っている方や、2回目以降もうまく話せるようになりたい方は、是非チェックしてくださいね!
初対面は大丈夫なのに2回目以降話せなくなるのはなぜ?
コミュ障の人が初対面の方が大丈夫なのは、内容の薄い会話だけで乗り切れるからです。
コミュ障なら初対面のほうが話が弾まなそうなイメージがありますよね。
実はその逆!コミュ障にとっての最難関は2回目以降。まだあまり仲良くないけど友達でもない…顔見知りの状態が一番きついんですよね。
これ、隠れコミュ障の特徴らしい。「初対面の人とは割と話せる」「顔見知りがいちばん気まずい」「人と会うことは好きだけど、人と会うことで病む」「明るく振舞っているけれど、実は傷ついている」「家に帰ったら1人反省会」「大人数だと浮く」「ふと突然1人になりたくなる」僕の自己紹介かと思った。
— よでぃ (@yod_blog) May 11, 2024
私も人とのコミュニケーションが得意な方ではないので、めちゃくちゃ共感です…。
初対面で取り繕うことは出来ても、2回目3回目と回数を重ねると疲弊するし、話すこともなくなっていってしまいます。
そして、沈黙になって焦ってしまってしんどくなる…。だから、新しい関係を築くことを避けがちになってしまうんですよね。
そんなコミュ障の人が、初対面より2回目以降話せなくなってしまう理由や特徴を5つご紹介します!
話題がなくなってしまう
初対面であれば、
そういった話題があるので、話すことが無くなる心配がありません。
しかし、2回目以降となると聞きたいことも減ってきて、沈黙が発生してしまうこともあるはず。その沈黙が気まずくて、焦ってしまったり辛くなってしまうんです!
話を広げるのが苦手
コミュ障の人は、一つの話題から話を広げていくのが苦手なことも多いです。
…。
といったように、一つのことだとあまり深堀りできないタイプの方も多いんです。
だから、初対面で次から次に新しい質問をしてしまい、2回目にはもう話したいことがなくなってしまっていた…。そしてまた、沈黙が気まずくなってしまう。
だから、2回目以降会うときの方が初対面より話せなくなってしまうんです!
相手に気を使いすぎてしまう
コミュ障の人は、話をするうえで相手の顔色をうかがいすぎてしまうクセがあります。
https://twitter.com/sakura47978371/statuses/1700208761590395318?t=eWnpFgc3LWKxQG7fBFdVAw&s=19
「話してて楽しいかな?」「いま表情暗くなった?なんかダメだったかな…」と、相手の表情や声色に敏感。慣れた人でないと、コミュニケーションにものすごいエネルギーを使ってしまうんです!
初対面やその場限りの人なら、その一瞬だけ乗り切れば良いのですが、2回目以降は絶妙な距離感になってしまいます。相手が自分をどう思ってくれているのかも心配になって、さらに大変。
自己肯定感が低い
自己肯定感が低いのも、コミュ障になる理由の一つ。自分のことを認めてあげられないのは、相手に受け入れてもらえる自身がないということです!
1度目なら、相手の話を聞いて相槌を打つだけだったり、うわべのノリだけで時間をやり過ごせます。
ですが、2度目3度目となると、自分のことも相手に話していかないといけないときがやってきますよね。でも、そういう時に自分を出せず、塗り固めた笑顔で、相手に合わせた自分を演じてしまいます。
それをずっと続けていくのは酷です。だったら相手に相槌を売っていたほうが楽。
だから、初対面の方がマシなのですね。
素を出すのが苦手
コミュ障の人が2回目以降の方が話せなくなる理由として、自分の素を出すのが苦手であることがあげられます。
先程述べたように、コミュ障の人は自己肯定感が低いです。そのため、本当の自分を出したら嫌われてしまうんじゃないかと不安になってしまいます!
そういった人は、深く人と関わっていくことが少なく、新しく関わる人に壁を作りがち。
コミュ障の人にとって一番しんどいのは、心を開いてはいなけれど知り合いではあるという中途半端な関係なんですね。
コミュ障と人見知りの違い
コミュ障と人見知りの違いを一言でいうと、性格の問題なのか、社会の適応能力の問題なのかです。
人間とのコミュニケーションが苦手な人のことを指す「コミュ障」。そして、「人見知り」も同じような言葉として使われています。
しかし、この2つの言葉の意味には違いがあります。
知らない人や慣れない大勢の場で他の人より強く不安を感じ、しどろもどろになったり言葉数が極端に減ったりしてしまいます。
こういった人たちは、知らない環境や慣れないことに対して緊張して、不安になっているタイプ。なので、最初が一番話せなくて、慣れてきたり何度か会っていくうちに心が楽になっていきます。
逆にコミュ障は、会う回数や慣れによって心を開けるわけではありません。
人と壁を作りすぎたり距離感がわからない、または人の変化に敏感すぎて疲れてしまう。そういった様々な理由で、相手にとっても自分にとっても心地良い会話をするのが苦手で、人と深い関係になれない人をコミュ障といいます。
ですからコミュ障は、性格を表す言葉ではなく、会話や社会的なスキルのことなんですね。
2回目以降も話せる方法
2回目以降会う人たちと上手に話す方法は、6つあります。
①五感から得られる情報で話を広げる
②相手の話を深堀りする
③少しだけ自己開示してみる
④「話さなきゃ」と思わない
⑤波長が合わない人と無理して話さない
⑥自分を知られることを恐れない
この6つを大きく分類すると、その場を乗り切る方法と根本的に自分を変える方法に分けられます。
その場を乗り切る方法
2回目以降に離せなくなってしまう人がその場を乗り切るためにすぐ使える方法は、
①五感から得られる情報で話を広げる
②相手の話を深堀りする
③少しだけ自己開示してみる
こういったやり方があります。
最短でコミュ障克服するなら、話す力よりも“聞く力”鍛えよう。“話す”を頑張るのは否定しないけど、そもそも話し下手なら、まず“聞く”ことを伸ばしたほうが効率的。話すだけがコミュニケーションじゃない。内向的な僕らは“聞く力”“質問力”を極めれば、外向的コミュ強以上になれます #おは戦060523mm
— ひろし@コミュ力は人生を変える (@hiroshi_comm) May 22, 2024
例えば、相手の服装について褒めてみたり通りすがりのペットを連れた人たちの話をしてみたり、そこから更に話を広げて、いつもどこで買い物をするのかやどんな動物が好きなのかについて話を深堀りしてみましょう。
相手も「自分のことを知ろうとしてくれているな」と、あなたに好感を持つはずです!
そして、もう一つポイントなのが、少しだけ自分のことを話して話のきっかけを作ってみること。
ただずっと相手のことばかり話していても、終わった後に相手は結局あなたのことを何もわからないままで、なんか中身のない会話だったなぁと思ってしまいます。
あなたも、もし相手が
と話してくれたら、少し仲良くなれた気がして嬉しくありませんか?それは相手も同じ!
本当に何気ないことでいいから、自己開示してみてください!そうすれば、相手も自分も充実した会話ができるようになるはず。
コミュ障を根本的に変える方法
「コミュニケーションをとるのは苦手…。」そんな自分を根本的に変える方法はこの3つ。
④「話さなきゃ」と思わない
⑤波長が合わない人と無理して話さない
⑥自分を知られることを恐れない
こういったやり方があります。
その場を乗り切るの方法ももちろん大事。ですが、相手と話をする上で自分が無理をしてしまっては辛いまま。コミュ障の悩みは解決しません。
コミュニケーションが苦手だったりうまく出来ない方は、「自分が話さなきゃいけない」「話を続けなきゃいけない」と気を使いすぎていませんか?そして自分かしんどくなってしまう。
コミュ障あるある
沈黙が苦手すぎてたくさんしゃべって自滅する— みか@仕事やめたい (@aF0gYfa6VO97232) April 2, 2024
でも、自分が話を続けなければいけないわけでも、沈黙になってはいけないわけでもありません。
あなただって、沈黙になったからといって「何この人最悪…」そんなふうに思いませんよね!もしかしたら、相手も聞きたいことがあって、話しかけてくれるかも。
自分を知られたら嫌われるかも…そんなふうに心配かもしれませんが。でも、あなたの魅力がわからない人と関わる必要はないし、みんなに好かれるのは不可能です。
好きな人だけ大事にすれば良いのです。
そうやって話していても「自分に合わないな」と思った人とは、無理して仲良くする必要はありません。
気楽に、肩の力を抜いてコミュニケーションを取るようにしてみましょう!
「初対面は大丈夫なのに、2回目以降は話せない…」そんな自分を変えたいあなたは、ぜひこの方法や考え方を試してみてください!
まとめ
以上、コミュ障の人が、初対面は大丈夫なのに2回目以降話せなくなるのはなぜかについてご紹介しました。
- コミュ障の人が、初対面の方が大丈夫なのは内容の薄い会話で乗り切れるから。
- コミュ障の人が、2回目以降のほうが話せないのは、
①話題がなくなるから
②話を広げるのが苦手だから
③気を使いすぎてしまうから
④自己肯定感が低いから
⑤素を出すのが苦手だから
- コミュ障と人見知りの違いは、性格の問題なのか、社会の適応能力の問題なのか。
- コミュ障でも2回目以降上手に話す方法は、
①五感から得られる情報で話を広げる
②相手の話を深堀りする
③少しだけ自己開示してみる
④「話さなきゃ」と思わない
⑤波長が合わない人と無理して話さない
⑥自分を知られることを恐れない
SNSが普及してきて、人とと直接話す機会が減ってきた今、コミュ障という悩みを抱えた人は多いのではないでしょうか。私もコミュニケーションを取るのは苦手な方です。
コミュ障と人見知りは、その根本の原因も違います。あなたはどっちでしたか?
コミュ障の方が2回目以降でも上手に話せるようになるには、まずは自分を良く見せようとしすぎないで、力を抜いてみること!自分を大事にできる人間関係を築いていけるようにできたら、コミュ障克服の第一歩です。